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税金の杜 税務実務のワンポイントコラム

税務に関する旬のトピックスや、注意すべき項目などについて、わかりやすく解説いたします。

増加を続けるふるさと納税

2017年7月18日 掲載

 総務省自治税務局市町村税課が取りまとめた「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、平成28年度のふるさと納税の実績は、受入件数がおよそ1,271万件(前年726万件)、受入額はおよそ2,844億円(前年1,653億円)となり、受入件数、受入額ともに前年と比較して大幅に増加した。

 

 ふるさと納税については、豪華な返礼品や換金性の高い返礼品が問題視され、寄附文化の定着という本来の制度の趣旨から逸脱しているとの批判があった。

 

 事態を重くみた総務省は自治体に対して、寄附金額の3割を超える返礼割合で返礼品を送付している地方団体は速やかに3割以下にするよう、通知を行い話題になったのは記憶にも新しい。

 

 今回の調査は全ての地方団体(1,788団体:都道府県47団体、市区町村1,741団体)を対象に行われており、地方団体別では、宮崎県の都城市の受入額がおよそ73億3,300万円(前年42億3,100万円)で昨年に引き続き最も多く、続いて長野県の伊那市がおよそ72億500万円(前年25億8,300万円)、静岡県の焼津市が51億2,100万円(前年38億2,600万円)となっている。
 

平成28年度

            

 (単位:百万円、件)

団体名

受入額

受入件数

宮崎県

都城市

7,333

528,242

長野県

伊那市

7,205

59,084

静岡県

焼津市

5,121

231,244

宮崎県

都農町

5,009

257,268

佐賀県

上峰町

4,573

272,265

熊本県

熊本市

3,686

69,473

山形県

米沢市

3,531

35,574

大阪府

泉佐野市

3,484

216,651

山形県

天童市

3,358

201,925

北海道

根室市

3,307

165,797

千葉県

勝浦市

2,973

39,344

長野県

小谷村

2,762

43,479

岡山県

備前市

2,744

31,735

静岡県

藤枝市

2,649

70,135

長崎県

佐世保市

2,615

101,649

大分県

国東市

2,493

55,414

山形県

寒河江市

2,327

94,685

鹿児島県

志布志市

2,253

99,269

北海道

上士幌町

2,125

95,107

高知県

奈半利町

2,040

106,535

 

 調査結果では、地方団体の半数以上が、ふるさと納税の受入件数および受入額が増加した主な理由として、「返礼品の充実」と「ふるさと納税の普及定着」をあげており、返礼品の充実とあわせて、制度の普及が、ふるさと納税の増加につながっていると考えられている。

 

 実際、返礼品を送付している地方団体は、全体の94.2%で1,684団体となっている。

 

 上記のほか増加理由としては、クレジット納付や電子申請の受付等による「収納環境の整備」、「HP等の広報の充実」もあがっている。

 

 また、平成27年度の税制改正により控除限度額の個人住民税所得割額が倍増したことや、確定申告が不要な給与所得者等が寄附を行う場合にワンストップで控除を受けられる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設されたことも増加の一因とされている。

 

 そのほか、ふるさと納税の使途、事業内容が充実したこと、震災・災害への支援のために活用されていること等も増加理由としてあげられている。

 

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