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ZEIKENPLUS 2010 Summer

IFRSから学ぶ人材教育と求められる実務対応力の必要性
~会計のプロフェッショナルが求められる時代だからこそ、今やるべきこと~

日本の会計基準とIFRS(国際会計基準)のコンバージェンスが大きな問題となっていましたが、次第に流れはアドプションに向かいつつあります。IFRS強制適用の判断は2012年を目途に行うとされており、各企業ではIFRSへの対応の準備を進めています。
各企業においては業務プロセスや新しい会計システムの導入の他に、適切な人材配置や社員の教育についても力を入れ始めていますが、IFRSについて自社内だけでの教育では不十分と考える企業も多いようで、外部の教育機関を活用する企業が増えています。
そこで、今回は新しい会計の動きに対応できる会計のプロフェッショナルを養成する機関をご紹介します。IFRSの強制適用という新たなスタートラインに向け、教育面においても準備を進めてみてはいかがでしょうか。

今、求められるIFRSに精通した会計専門職業人

IFRS(国際会計基準)設定機関である IASBの前身である IASCが発足してから、37年。これまでの歴史を振り返ってみると、会計の世界が激変していることがわかります。
日本においても経済のグローバル化や複雑化などにより、企業活動を測定する統一的なモノサシとしてのIFRS導入へと大きく舵が切られることとなりました。そのため、日本の企業においても、ファイナンス、経済および経営といったビジネス全般の基礎知識が必要となることが予想されています。IFRSの特徴とされる原則主義とは、各企業が主体的に判断し、処理結果について適切に説明責任を果たすことであり、そのためにもより全人的会計人が企業にとって必要な人材となるでしょう。市場の国際化や情報化、企業の取り巻く環境は劇的に変わっていきます。新たな知識や判断に必要な情報のすべてを独学でとらえることは非常に困難です。
2005年よりスタートした会計大学院では、このような高度化、複雑化する経済社会で今起きている実務の問題点や課題を踏まえて議論できる高度な専門的知識と会計人としての高い倫理観を持った人材養成を行っています。全国18校ある会計大学院は多様な領域で活躍する人材養成機関として、また日本の会計の中核として重要な役割を担っています。

会計大学院協会理事長 八田進二氏

会計大学院協会理事長
八田進二氏

青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授。金融庁企業会計審議会委員(内部統制部会部会長)、独立行政法人経済産業研究所監事、株式会社日本政策投資銀行社外監査役ほか。 慶應義塾大学経済学部卒業、早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了、慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。

中央大学

中央大学専門職大学院国際会計研究科

IFRSに対応したカリキュラムに一新グローバルで活躍できる人材を育成する
中央大学国際会計研究科では、すでにIFRSを導入している豪州より講師を招き、IFRSを英語で学ぶ独自のカリキュラムを導入しています。また、IFRSの展開においては、密接かつその理解には不可欠なファイナンスの体系的カリキュラムも整備しています。 企業の方はもちろん、経営コンサルタント、税理士、会計士といった専門職の方にとっても、非常に新鮮かつ実践的な学びの場を提供しています。

国際会計研究科 高田橋範充 教授

国際会計研究科
高田橋範充 教授

公認会計士二次試験に合格後、中央大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)。国際会計研究科長。現在の研究課題は、International Comparative Research に主眼があります。

法政大学

アカウンティング専攻

会計業務の国際化に対応した経営・ITに強い会計専門職を養成
国際会計士連盟(IFAC)の「職業会計士教育国際基準」に準拠し、会計業務の国際化に対応したカリキュラムにより、会計・経営の現場における理論と実践の双方を視野に入れた教育を実現しています。研究者教員と実務家教員とのコラボレーション科目である「財務会計演習」に加え「会計ケーススタディ」「管理会計ケーススタディ」などの実践科目、「国際会計基準」「国際財務報告論」「アメリカ会計基準論」等の科目を用意しています。

アカウンティング専攻 菊谷正人 教授

アカウンティング専攻
菊谷正人 教授

研究領域:国際会計論、税務会計、租税法、公認会計士試験第二次試験委員、(財)企業財務制度研究会委員を歴任。
2010年度法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科長ならびにアカウンティング専攻主任。

早稲田大学

早稲田大学大学院会計研究科

即戦力養成をめざし、社会人も積極的に受け入れています!
会計専門家としての高潔な倫理観と、高度な専門知識やビジネス分野における幅広い能力を併せ持ち、アカウンティング・マインドを備えた人材を養成します。IFRSを取り上げた授業科目の他にも、原文での解釈に役立つ英語文献の読解能力、英語を用いたコミュニケーション能力を養う科目も多数設置されています。さらにERPシステムを実践的に利用したIT系科目等も配置し、多角的でバランスの取れた指導を行っています。

会計研究科 品川芳宣 教授

会計研究科
品川芳宣 教授

早稲田大学大学院会計研究科教授。1968年慶應義塾大学経済学部卒業、国税庁入庁後高松国税局長を経て、1995年筑波大学教授(大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻担当)。筑波大学名誉教授、弁護士。公認会計士第三次試験、不動産鑑定士第二次試験、税理士試験等に合格。

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