税金に関する思いを5・7・5に託してご応募いただいている税金川柳も第6回を数えました。
【最優秀作品】
「湯船にて 娘と復習 八の段」
税率引き上げをアットホームな雰囲気にまとめたこの句が、今回の最優秀作品に決定しました。子どもと税を関連付けたセンスも秀逸ながら、ちょっと計算がややこしい(笑)八の段を、復習しておかないといけないなと感じさせたところが支持を集めました。
【優秀作品】
「日本で 聞きたくないな ジュウの音」
最優秀作品と最後まで選を争ったのがこの作品です。アメリカで問題となっている銃規制の問題と消費税率10%をかけた上手さが感じられます。
「ヘルプミー! 蜂(8)の後ろに 猛獣(もう10)だ」
蜂の後ろに猛獣がいる。庶民が感じている消費増税を上手に表現した作品です。
「住民税 払って実感 ひとりだち」
今回寄せられた句の中では、異色の作品かもしれません。新入社員の方々、住民税は今年ではなく、翌年納付することになりますので、お気を付け下さい。
「我が家には NISAに投ずる 金NISA(ないさ)」
株式市場活性化の起爆剤として期待されているNISA(ニーサ)ですが、利用は投資の2割程度に留まっているとの報道もあり、今後の動向が気にかかります。
ご覧いただければお分かりのように、最優秀作品はじめ、優秀作品の多くも消費税関連の句が選ばれています。
ご存知のとおり、消費税の誕生は平成元年4月、平成の歴史は正にそのまま消費税の歴史です。平成9年に5%に引き上げられ、今回の税率引き上げは17年ぶり。
来秋には10%への引上げも予定されており、次回第7回の税金川柳は10%へのカウントダウン!が開始される回となりますが、新たな展開も期待したいところです。
※最優秀作品および入賞作品に選出された皆様へは、6月末頃を目安に賞品の発送を行います。
なお、最優秀作品をはじめ、入賞作品や惜しくも入賞を逃してしまった作品につきましても、選弊社発行の情報誌「週刊税務通信」等の各種媒体に掲載されることがあります。